「子宮筋腫の原因とされている瘀血(おけつ)体質:ドロドロ血を治すには」で紹介したように、カラダが冷えることによって血の巡りが悪くなります。
長期にわたって子宮内の血の巡りが滞ることによって、子宮に老廃物がたまりやすくなり、それが子宮筋腫の原因になると考えられています。
骨盤内や子宮が冷える 血行が悪くなる(お血になる) 生理時のデトックス力が低下する 老廃物が子宮にたまる(子宮筋腫が悪化する)
つまり…子宮筋腫に冷えは大敵なのです。子宮筋腫を改善するには、生理時に子宮の老廃物をきちんと排泄(デトックス)して、子宮に残さないことが重要でした。
詳しくは「子宮筋腫を自分で治すには【生理のデトックス】を活用して子宮を整えること」で書いているので、よかったらご覧になってくださいね。
冷えは子宮筋腫だけでなく、様々な不調や病気を引き起こします。
肩こり・腰痛・胃腸の不調・不眠・更年期障害・花粉症・アレルギー・風邪・インフルエンザ・肌トラブル・むくみ・不妊・生理痛・生理不順・癌など…
そんなわたしも子宮筋腫が巨大化した時期は、自分の手よりもお腹とお尻のほうが冷えていました。
トイレに行くたびに「おしり冷たいなぁ」と思っていたのですが、子宮も冷えきっていたということです。
その後、食生活を改善したり、徹底的に温活したら、お腹もお尻も温かくなってきました。35度台だった基礎体温は36.8度まで上がり、子宮筋腫は約2年で2センチ小さくなりました。
カラダの冷えを治せば、子宮筋腫も小さくなります。
今回は、わたしが実践してみて「効果があった冷え対策(温活)」をまとめてみました。子宮筋腫を自力で小さくしたい方はぜひ参考にしていただけたらと思います。
目 次
子宮筋腫の冷え対策1:岩盤浴
岩盤浴は、45~60度くらいに温められた岩盤(天然の鉱石)の上にバスタオルを敷き、そこに仰向けになったり、うつ伏せになったりして、カラダを温める入浴法です。
湿度が高めなので、呼吸がしやすく、お肌が乾燥することもなくリラックスできます。
また、岩盤に使われている天然石(ブラックシリカなど)に、マイナスイオンや遠赤外線効果があるので、カラダの芯までポカポカに温まります。
サウナは顔が乾燥するし、温度も高いので5分も入っていられないのですが、岩盤浴は湿度があって、それほど熱くないからずっと入ってられます。気持ちよくてウトウト寝てしまうくらい。
それなのに気付くとサラサラの汗を大量にかいています(岩盤浴でかく汗はベタベタ汗ではないのです)。ふくらはぎや手の甲など、普段そこに汗かかないよねーってところからも汗が吹き出して爽快です。
わたしがよく行く岩盤浴は、銀座にある「銀座岩盤浴 暖」というお店です。ホットペッパービューティー から予約すると、100分2500円(着替え・タオル込み)で利用できるので、いつもホットペッパーから予約してます。
女性専用の岩盤浴ですが、個室はカップルでも使用できます。
都内で男性も行ける岩盤浴は少ないので、ときどき岩盤浴好きな夫と出没してます(個室にはシャワーも付いています)。
子宮筋腫の冷え対策2: 酵素風呂
酵素風呂は発酵した米ぬかやおがくずの中にカラダを入れて、自然発酵した熱によってカラダを温める入浴法のことです。
40度くらいのお風呂に入っているのと同じくらい温かく感じます。
水の抵抗がないのでお風呂に入るよりも、カラダへの負担が少なく、砂風呂のようにずっしりした重さはないので、圧迫感もなく深くリラックスできます。
酵素風呂に15分入り、その後シャワーで酵素を落とし、お水を飲みながら休憩します。シャワーで洗い流す前に、酵素で顔や全身をマッサージすると、お肌かツルスベになりますよ。
ちなみに酵素風呂は素っ裸で入ります。
紙ショーツが用意されているところもありますが、基本的には何も着けません。それもまた解放感があって気持ちいい!
岩盤浴より少しお値段は高めですが、滞在時間も岩盤浴より短いので手っ取り早く温まるならこちらです。実際に酵素風呂に入っている時間はたったの15分ですが、その後がすごい!汗が全くひかないのです。真冬でも家に帰ってからもぽかぽかが継続してます。
温かい酵素にすっぽりカラダが包まれるので(写真のように目の上にも袋に入れた酵素を乗せてくれます)、岩盤浴よりも全身が余すところなく温まります。終わった後はヒノキっぽい酵素のにおいがカラダに残りますが、それほど気にならないかなーと思います。
わたしがよく行く酵素風呂は、東京・日本橋にある「日本橋酵素風呂」というお店です。こちらも ホットペッパービューティー から予約すると、初回は4800円 → 3800円になります(時間は70分、タオル・ガウン・ミネラルウォーター付き)。
オープンしてまだ数年の新しいお店なので、内装がとてもキレイです。自然派化粧水なども自由に使えます。
そのフカフカ〜に全身が包み込まれている感じが最高に気持ちよくて気に入っています。まるで雲の中に寝てるみたいにリラックスできますよ。
こちらは男性も可なので、カップルで利用することができます。
子宮筋腫の冷え対策3:ヨモギ蒸し
特性の小さなお鍋をIHコンロの上に置いて、その鍋でヨモギやハーブをぐつぐつ煮立たせます。
そのお鍋の上にかぶせるように真ん中に穴があいている椅子を置き、その蒸気を逃さないように専用のマントをすっぽり羽織って、下から蒸気を吸収する韓国発の健康法です。
ヨモギやハーブを煮立たせた薬効成分入りの蒸気を下から(子宮に)ダイレクトに浴びるので、婦人科系の疾患に効果があると言われています。
韓国では「産後の回復」によもぎ蒸しを行っていたそうです。子宮筋腫、生理痛、不妊で通われている方も多いです。
韓国でヨモギ蒸しを体験したことがありますが、韓国の方は、専用のマントを頭まですっぽり被って、顔や頭までヨモギの蒸気を浴びていました。
ヨモギに蒸されている時間は約30分ほど。だんだんと熱くなってくるので、座る位置をずらしたり、体勢を変えたりしながら過ごします。
ヨモギの香りにも癒されながら、終了するころには全身の毛穴という毛穴から汗が吹き出してデトックス感満載です。
わたしが通っているヨモギ蒸しのサロンは、「楽座や」というところで、日本橋・池袋・新宿・渋谷に店舗がありますよ。ホットペッパービューティー から予約すると、ヨモギ蒸し(30分)2500円 → 1800円になってお得です(シャワーして帰れます)。
子宮筋腫の冷え対策4:ホットヨガ
湿度も温度も高め(室温:39度前後、湿度:55~65%くらい)のモワッとした中で、ヨガをします。
この高温多湿の中でヨガをすることにより、カラダの柔軟性がアップし、常温よりも可動域が広がるといわれています。
さらにホットヨガは
- 冷えの改善
- 新陳代謝のアップ(ダイエット効果)
- デトックス効果
- リラックス効果
など様々な効果が期待できます。「ホットヨガは婦人科系トラブルに効果ある?普通のヨガとの違いは?」でも詳しく書いているので、よかったら読んでみてくださいね。
普通のヨガ教室に通っていたこともあるのですが、冬の寒い時期はカラダが固くなっているので、温まるまでに時間がかかってしまいます。その点ホットヨガは最初から室内が温かいので、すぐカラダが動かせるところがいいなって思いました。
1回のレッスンでお水も1リットル飲むくらい大量に汗をかきます。大量に汗が出るという点では、岩盤浴・酵素風呂・ヨモギ蒸しと同じなのですが、ホットヨガはただ寝ているだけ(座っているだけ)ではないので、カラダがよりほぐれます。ホットヨガの他に特に運動はしていませんが、カラダが柔らかくなったし、肩こり・腰痛も軽くなってきました。
わたしが通っているのは LAVA というスタジオです。月4回通えるコースにしているので、だいたい週1で仕事帰りに行ってます。
ストレス解消にもなるし、運動不足も解消されるので、子宮筋腫の方には一番おすすめです。
無料でホットヨガが体験できるので、ご興味ある方はぜひ行かれてみてくださいね。
→ ホットヨガの詳細はこちらです
生理中の温活について
生理中は岩盤浴・酵素風呂・ヨモギ蒸しは入れません。ホットヨガは、生理中でも問題ないとされていて、生理中のイライラや不快な症状が解消する方もいらっしゃるようです。とくに生理中はカラダを冷やさないことが大事なので。
ただ「子宮筋腫を自分で治すには【生理のデトックス】を活用して子宮を整えること」で書きましたが、わたしは生理期間中はお家でゆっくり過ごして、睡眠もたっぷり取りたいので、ホットヨガもお休みしてます。
まとめ:冷え対策+自分を大切にすることが大事
ホットヨガは週1ペースで、岩盤浴・よもぎ蒸し・酵素風呂のどれかに月1〜2回のペースで通っています。かれこれ2年以上続けていて、次のような変化がありました。
- 子宮筋腫が小さくなった
- 体温が35度→36.5度にあがった
- 3~4キロ痩せた(リバウドなし)
- 冷え症が治った
- 代謝が上がり汗をかくようになった
- 薬を飲むほどの生理痛がなくなった
- 生理前の不調(PMS)がなくなった
- 肩こりと腰痛が軽くなった
- ぐっすり眠れるようになった
- カラダが柔らかくなってきた
子宮筋腫を改善するためには、食事・生活・ストレスなどを見直すことが大切ですが、外側からカラダを温めることで「基礎体温をあげること」もかなり重要だと実感しています。
わたしの場合、体温があがったことで「冷えに対して敏感になった」という変化もありました。少しでもカラダが冷えてきたら「寒い!」と感じるようになったのです。
以前は自分のカラダに意識が向いていなかったので、カラダは冷えていたのに寒さをあまり感じていなかったのです。
それは「自分の感じていることに意識が向いていなかった」つまり「自分を大切にしていなかった」んだっていうことに気付きました。
20代のころから子宮筋腫があって、30代で開腹手術をしたのにすぐに筋腫が再発して、さらにそれが巨大化して、とうとう子供を産まないまま40代になっちゃって…
そんな自分の人生を悲観しまくっていたけれど、最近は少し変わってきました。
もし子宮筋腫になっていなかったら、ずっと自分を大切にすることに気付かずに生きていたかもしれないなって思うのです。それはそれで幸せではないですよね。
子宮筋腫が巨大化したのは「もっと自分を大切にしてね」という子宮からのメッセージなのかもしれません。
冷え対策をしてカラダを温めたら、ココロもじんわり温かくなって、ようやくそんな風に思えるようになりました。子宮筋腫を自分で治したい方は「自分を大切にする」ということも実践してあげてくださいね。
使い捨ての生理ナプキンは子宮を冷やしてしまいます。子宮筋腫を悪化させないために「布ナプキン」を使ってみてください。詳しくはこちら↓の記事で書いています。
わたしが2年くらい週1で通っているホットヨガについて、その効果や感想はこちら↓の記事で紹介しています。