「子宮筋腫を改善するために避けたほうがいい食べ物とは?」で書いたように、子宮筋腫を悪化させなくない、再発したくないという方は、それまでの食生活を変えることが大切です。
しかし…食事以外でも同じくらい気を付けなければならないことがあります。
わたしは、筋腫が巨大化してからは子宮筋腫を育ててしまうと言われている要因をできるだけ排除してきました。
子宮筋腫は死ぬような病気ではないし、貧血や月経過多などつらい症状がなければ放置してしまいがちです。わたしも放置してしまいました。
ですが…今後もし妊娠を望まれるのなら子宮筋腫は小さくしておくことが重要です。
子宮筋腫があっても妊娠できたけれど、妊娠しても筋腫があることで不安だらけでした。詳しくは「アラフォーで多発性子宮筋腫があっても妊娠できたけど流産した話」で書いているので、よかったら読んでみてくださいね。
たとえ手術やホルモン治療で子宮筋腫を取り除いたり小さくしても、それまでの食事や生活習慣が変わらなければ、子宮筋腫ができてしまう体質は変わりません。
習慣を変えるのは簡単なことではないですが、わたしも子宮筋腫を小さくしたくて、カラダや子宮に良いことを色々と試しているうちに、体質が変わり筋腫もすこし小さくなってきました。
今回は「子宮筋腫の人が食事以外で気を付けること」について、わたしが実践して効果があったことをまとめてみました。切らずに子宮筋腫を改善したい方はぜひ参考になさってくださいね。
目 次
子宮筋腫は睡眠不足でも悪化する
自律神経には「ホルモンバランスを整える働き」があり、睡眠不足だと自律神経のバランスが乱れてしまいます。
すると女性ホルモンが過剰に分泌されたり、または分泌量が減りすぎたりします。
子宮筋腫は「エストロゲン」という女性ホルモンが過剰に分泌されることにより発生するといわれているので、食べもの同様にエストロゲン過多になることを避ける必要があります。
さらに自律神経のうち「交感神経」が活発になり過ぎると、常にカラダが緊張状態となり、冷え性になってしまいます。
自律神経とは:交感神経と副交感神経があり、「交感神経」は目覚めているときや興奮しているときに優位になる神経で、「副交感神経」は眠っているときやリラックスしているときに優位になる神経のことです。
では「エストロゲン過多」にならないために、自律神経のバランスを保つにはどうしたらいいのでしょうか。
23時までに就寝する
22時から2時まではお肌のゴールデンタイムといわれるように「成長ホルモン」が最も分泌される時間帯です。
成長ホルモンはカラダを修復する働きがあり疲労を回復してくれるので、遅くても23時までにはお布団に入るのが理想ですね。
睡眠時間は個人差があると思いますが、6時間半から8時間は必要だといわれています。
睡眠不足は確実に子宮筋腫を悪化させると実感しています。
ちなみに猫は病気のときや具合が悪いときは、大好きなご飯が目の前にあっても見向きもせず、ひたすら眠り続けます。
これは睡眠に集中することで、カラダの自然治癒力を高めているのです。人間も眠りをおろそかにしてはいけないって思いました。
睡眠時間が長くても、眠りが浅い・夜中に目が覚めてしまうなど睡眠の質が悪くてもホルモンバランスが乱れてしまいます。
ホルモンバランスの乱れも子宮筋腫を悪化させる原因の1つなので気を付けたいところですね。
就寝前はスマホの使用を控える
パソコンやスマホは神経を覚醒するブルーライトが放出されているので、寝る直前まで画面を見ていると交感神経が優位になってしまいます。
すると神経が緊張して、なかなか寝付けないということになりやすいのです。
夕食は就寝の3時間前まで
夕食は軽めにして遅くても21時までには済ませるのが良いようです。食事を寝る直前にとると、カラダは消化にエネルギーを使ってしまうため、疲労回復に集中できず、睡眠の質が落ちてしまいます。
入浴は就寝の1時間前がベスト
寝る1時間前に38~40℃くらいのぬるめの湯に20分ほど入浴してカラダを温めると、副交感神経の活動が活発になります。つまりリラックスした状態で眠りにつくことができるということ。
バスソルトを入れたり、アロマキャンドルを焚いたりして、自分なりのリラックス入浴法があると毎日のバスタイムが楽しみになりますよ。
わたしがデトックスと疲労回復のために使っている入浴剤は「子宮筋腫を改善するためのストレス対策に:本当にオススメしたい入浴剤5選」で紹介しているので、よかったら参考になさってくださいね。
肥満は子宮筋腫になりやすい
エストロゲンは卵巣からだけでなく、副腎や脂肪細胞からも分泌されます。
なので体脂肪が多い人は、脂肪細胞から分泌されるエストロゲンの量も多くなり、子宮筋腫が育ちやすい環境になってしまうということに。
子宮筋腫の食事療法については「子宮筋腫を改善するために避けた方がいい食べ物とは」を参考にしてくださいね。
特に激しい運動をしなくても、今までの食事を改善するだけで自然に体重が落ちるし、リバウンドの心配もありません。
さらに…運動を習慣にすることも子宮筋腫に効果があります。
わたしは「冷え」と「運動不足」を解消するために ホットヨガ に通っていますが、冷えや筋腫が改善されただけでなく様々な効果がありました。詳しくは↓の記事で書いています。
子宮筋腫と環境ホルモンの関係
環境ホルモンとはカラダの中で作られるホルモンとは異なり環境にあるホルモンのことです。
大気に放出された化学物質が体内に取り込まれると、体内のホルモンと似た働きをして、さまざまな異常を引き起こすといわれています。
子宮筋腫・精子の減少・卵巣がん・乳がん・不育症(妊娠しても赤ちゃんが育たず流産してしまう)など。
環境ホルモンが含まれているもの
- 市販のシャンプーやトリートメント
- カップ麺やお弁当の容器
- 缶ジュースなどの缶
- 発砲スチロール
- 殺菌剤・殺虫剤・防腐剤
- 農薬・食品添加物・保存料・着色料
- ダイオキシン などなど
では「環境ホルモンを避ける」には、何に気を付けたらいいのでしょうか。
有害物質を摂取しない
界面活性剤が使われているシャンプーなどの日用品、添加物入りの食品、保存料入りの化粧品、農薬を使った野菜など。
ダイオキシンなどは水洗いや火を通すことで、その量が減少するといわれているので、野菜はよく水洗いすること。加工食品は【原材料の表示を確認して安全なものを購入すること】が重要です。
シャンプーの経皮毒についてや子宮にやさしいシャンプー&トリートメントはこちら↓の記事で書いています。よかったら読んでみてくださいね。
電子レンジでは陶器を使用する
電子レンジで加熱することで環境ホルモンが溶け出すといわれているので、プラスチック容器に入った食品(コンビニのお弁当などの容器)は陶器に移し替えてから温めるのが安全です。
無添加で安全なラップを使う
ラップには「塩ビ系」と「ポリエチレン系」の2種類あります。塩ビ系のラップには、使いやすくするために安定剤や柔軟剤などが含まれているので、ポリエチレン製で無添加のラップ「ポリラップ」を使われるのが安全です。
ビタミン・ミネラルを摂取する
体内に入ってしまった有害物質をカラダの外へ排出するために、解毒作用のあるビタミンやミネラルを摂取するようにしています。完璧に有害物質を避けることは不可能なので、多少入ってきても解毒(デトックス)できるカラダにしておくことが大切だと思います。
胎児にも影響を及ぼしてしまう
奇形や先天異常、健康障害が起きることもある妊娠2~3ヶ月は、胎児の臓器や器官が作られる時期なので、この妊娠初期は特に有害物質を摂取しないように注意が必要です。
ストレスをためない&自分を労わる
子宮筋腫を小さくするために、実はかなり重要なのは「ストレスをためないこと」です。わたしはストレスによって短期間で子宮筋腫が大きくなったので、ストレスを軽く見てたら危険だと思ってます。
ストレスは溜まりすぎないうちに小出しにすることが良いのですが、「自分のココロが作り出しているストレス」については自分でなんとかするしかありません。
ストレスを生産しない方法についてはこちら↓の記事で詳しく書いているので、「ストレスたまってるかも…」と思う方はぜひ読んでみてくださいね。
そして、毎日自分のココロとカラダを労わってあげること も大事。
ストレスフルな日々を送っていると自分をケアする余裕なんてなかなか持てないけど、そんなときこそ自分を労わることが大切だと思います。
オススメなのは…お風呂上りに自分の好きな香りのボディミルクを全身に塗ってあげること。
「手当て」という言葉があるように、手のひらには癒しのパワーがあります。毎日自分のカラダに「おつかれさま&ありがとう」を言ってあげることで、思いのほか癒されるのでぜひやってみてください!
おわりに:子宮筋腫の人が食事以外で気を付けること
振り返ってみると、子宮筋腫が巨大化した時期はわたしもグダグダな生活をしていました。
「お酒をだらだら飲んで、そのままソファで居眠り…お風呂に入るのは面倒くさいから、今日もシャワーでいいかぁ。明日は6時に起きなきゃいけないのに、いろいろやってたらもう1時半になっちゃったよー」みたいな毎日でした。
子宮筋腫を小さくするために心がけること
- 食生活を見直す
- カラダを冷やさない
- 良質な睡眠をとる
- 肥満に気を付ける
- 定期的に運動をする
- 有害物質を摂取しない
- 経皮毒に気を付ける
- ストレスをためない
- 自分を労わる(大事にする)
子宮筋腫を小さくするには、筋腫が育つといわれている要因を徹底的に排除することです。
心が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人生が変わります。
子宮筋腫を自力で小さくする方法については、このブログでもいろいろ書いているので参考にしてみてくださいね。
以上、子宮筋腫の人が食事以外で気を付けることのお話でした。