「切らずに子宮筋腫を小さくしたいけど、そんな薬ってあるの?」と、筋腫持ちの人なら一度は考えるのではないでしょうか。
子宮筋腫にも薬物療法(ホルモン治療)があります。しかし気になるのは副作用のことですよね。
今回は「子宮筋腫の治療でリュープリンという注射を使ったときの副作用」について、わたしが体験したことをまとめてみました。よかったら参考になさってくださいね。
目 次
リュープリン注射の効果
なぜ子宮筋腫はできるのか、はっきりした原因はわかっていないのですが…
- 初潮前の女児にはみられない
- 閉経後は筋腫が縮小する
- 出産回数が多い女性ほど、筋腫の発生率が少ない
ということから「エストロゲン」という女性ホルモンが、子宮筋腫の発生発育に関係しているのではないかと考えられています。
つまり…生理をくり返すことで子宮筋腫が発生し大きくなるということ。
わたしの母も「閉経後に筋腫は小さくなった」と言ってますし、4人の子供を産んでいる友人も「筋腫ないよ」だそうです。
って思いませんか?
生理を止めるとなると選択肢は「妊娠する or 閉経する」になります。
しかしすぐ妊娠できるかもわからないし、妊娠したとしても子宮筋腫があるから流産が心配だし、閉経まではまだ何年かあるし…どうしよう。
ってことで、偽閉経療法を選択する方が多いのではと思います。漢方よりも手っ取り早いイメージだし。

リュープリンは「エストロゲンの分泌を低下させて生理を止める注射」です。一時的に閉経状態になり、子宮筋腫を小さくする効果があるといわれています。
筋腫核出術前のリュープリン治療
わたしの場合、子宮筋腫核出術(開腹して筋腫だけを取り除く手術)の前治療としてリュープリン注射をしました。
- 手術時の出血量が少なくなる
- 筋腫が小さくなれば手術時のカラダの負担が軽くなる(開腹ではなく腹腔鏡手術に変更できるかもしれない)
ということで「もしリュープリンが効いて子宮筋腫が小さくなったら、開腹手術を避けられるかも~」なんて期待して半年間の治療に挑みました。32歳のときです。
リュープリンの治療期間と費用
リュープリン治療は4週間に1回、注射で投与されます。リュープリンの治療期間は半年間で、1回の費用は1万円程度でした。
わたしが通っていた総合病院の婦人科は、いつも激混みで待ち時間が長かったのですが、この注射のときだけは、すぐに診察→すぐに注射していただけました。
ホットフラッシュなどの副作用が現れる
リュープリン投与を開始し、間もなくして生理がぴたりと止まりました。
「生理が来ないって超ラクだわ~」と喜んだのもつかの間…しばらくして顔と頭から滝のように汗が流れてくるようになったのです。それなのに手足は冷たい。なんじゃこりゃ。
はい、これが ホットフラッシュという副作用でした。
リュープリンはエストロゲンの分泌を低下させるので「更年期のような症状が現れるかもしれない」と医師から言われていたやつです。
それにしても尋常じゃない量の汗が流れてくるのは、ほんの数分だけなのですが、それが「いつやってくるのか予測できない」ことがめちゃめちゃ恐怖でした。
リュープリン治療が終了したらホットフラッシュは出なくなりましたが、更年期になったら今度は天然のホットフラッシュがやってくるかと思うと、かなり憂うつになります。
ホットフラッシュ以外の副作用は…
- 性欲がなくなる
- 胸がしぼむ
というのがありました。
リュープリンの影響で女性ホルモンが減少したからでしょうか。治療中は性欲がなくなりました。そういうことになってもカラダが反応しないんですよ、東京砂漠!
それに痩せてないのに胸がしぼみました。そんな副作用は聞いてなかったんだけど…
リュープリン終了とともに性欲は戻ったけど、なぜか胸の大きさは戻りません。10年以上経った今でもそのままで悲しすぎます。
リュープリン治療後に筋腫に変化なし
なんとか半年間のリュープリン治療を終えましたが、子宮筋腫は1ミリも小さくなりませんでした。

ちなみに…今のわたしの子宮はこのイラストよりもっと多くの筋腫があって(多発性子宮筋腫)子宮が巨大化してます。
筋腫核出手術で筋腫を全部取ってもらったけど3年後には再発してしまい、40代になってから妊娠6ヶ月級のぽっこりお腹になってしまいました。
子宮筋腫が急に大きくなった経緯などは「子宮筋腫が急に大きくなるのはストレスが原因:1年で筋腫が巨大化した話」で書いています。よかったら読んでみてくださいね。

リュープリン治療後の生理
リュープリン6回目の注射が終了し、その1ヶ月以内に筋腫核出術を受けました。
手術を受けてから1ヶ月後(リュープリン投与が終了して1ヶ月半後)には、何事もなかったかのように生理が再開しました。
リュープリン治療まとめ
リュープリン体験まとめ
- 月に1回のリュープリン注射 x 6回で約6万円かかった
- 注射のために4週間に1度通院しなければならなかった
- ホットフラッシュがつらすぎた
- 痩せてないのに胸がしぼんで戻らない
- 性欲がなくなった
- 子宮筋腫は全く小さくならなかった
「リュープリン治療受けてマイナスでしかなかった」と正直、思いました。
わたしの場合は筋腫核出術の前治療としてリュープリン治療を受けたので、手術時の出血が少なくなる等のメリットはあったのかと思います。
しかしリュープリンで筋腫が小さくなったという方もいるし、特に副作用は現れなかったという方もいるので、こればっかりは個人差があって治療を受けてみないとわからないですね。
子宮筋腫再発でディナゲストを勧められる
その後40代になって筋腫が巨大化したとき、(手術した病院とは別のクリニックの)医師にまたしてもリュープリン治療を勧められましたが、以前の副作用のことを伝えてお断りしました。
そしたら「最近は ディナゲスト(ジエノゲスト)という経口薬もあるけど、こっちは軽い不正出血があるくらいで副作用そんなに出ないよ」と。
調べてみたらディナゲストもリュープリンと同じ「エストロゲン抑制系」なので、服用するのはちょっと微妙だなと思ってしまいました。
そしたら「じゃあ子宮全摘かな」と言われてしまった。うーーん、できればそれも避けたいの。
これはわたしの個人的な感想ですが、小さな婦人科クリニックの先生ほど「偽閉経療法」か「子宮全摘 or 筋腫核出術」を勧めてくる気がします。
わたしは2人の婦人科の先生に、切らない子宮筋腫の治療法【UAE(子宮動脈塞栓術)・FUS(集束超音波治療)】について相談したら、「よく知らないんだよねー」と言われて「婦人科医なのによく知らないって何なんだ!」と驚いてしまいました。
なのでホルモン療法の副作用がつらいという方は、UAEやFUSを実施されている大きい病院で再度診てもらうのも良いかもしれません。子宮筋腫に限ったことではありませんが、治療方法は医師の言いなりで決めるのではなく、自分で選ぶことが大切だと思いました。
子宮筋腫の治療方法については「子宮筋腫でぽっこりお腹を小さくする方法:妊婦のような下腹をなんとかしたい」で詳しく書いているので、よかったら参考にしてみてくださいね。
おわりに:筋腫ができる体質を治すことが大事
筋腫が再発し巨大化してからは、今までの食事や生活を改善して、子宮環境を整えることで、自然に子宮筋腫が小さくなることを目指しています。
その結果2年で約2センチ小さくなりました。とはいっても、まだまだ筋腫はたくさんあるので道のりは遠いですが。経過はこのブログに綴っていきたいと思います。
わたしの場合、ぽっこりお腹以外は貧血や月経過多などのつらい症状がありません。
便秘気味なのと、ときどき腰痛があるくらいです。
なので「もう二度とリュープリン注射や開腹手術はヤダぁ」なんて言ってられますが、つらい症状で悩まれている方は、リュープリンやディナゲストのような治療薬も選択肢として有りだと思います。
ただし…子宮筋腫ができてしまう体質を変えなければ、手術や治療が終わればまた筋腫が再発してしまいます。
薬で治療しながら、子宮環境を整えたり、筋腫体質を改善することをプラスしていけば、ただ薬だけに頼るより子宮にもカラダにも優しいのではと思います。
体質改善の方法については、このブログでもいろいろ書いているので、よかったら参考になさってくださいね。
その後、UAE(子宮動脈塞栓術)を受けました
リュープリン治療を受けてから11年後の44才のとき、UAE(子宮動脈塞栓術)という治療を2泊3日入院して受けました。
UAEはお腹を切らずに子宮筋腫を小さくする治療法です。リュープリン注射のような副作用はありませんが、術後の痛みは伴いました。
筋腫があることで、貧血、腰痛、頻尿、生理痛、肩凝りなどで大変だったので、腹腔鏡で子宮全摘しました。場所、大きさ、種類、体質、妊娠希望かどうかなどにより、投薬・手術の方法は様々変わります。
リュープリンも5回の接種で2回りも小さくなり、開腹をさけられましたので、これも個人差があるということです。今は快適です。
ストレスもそれほどでもなく、一因として挙げられるのは冷えかな・・・。一概に何が原因とは言えないんだなと思います。
お大事に。