子宮筋腫が大きく育ってくると、妊婦さんのように下腹が出てきて【ぽっこりお腹】になります。
わたしも子宮筋腫が急に巨大化して「妊娠6ヶ月級のぽっこりお腹」になってしまいました。その経緯などは「子宮筋腫が急に大きくなるのはストレスが原因:1年で筋腫が巨大化した話」で書いているので、よかったら読んでみてくださいね。
妊娠6ヶ月級のぽっこりお腹というのは「太ってないのにパンツやスカートのウエストだけきつい!」と感じるレベルです。
お腹を隠せるワンピースとかチュニックみたいな服ばかり着ていたら、「もしかして妊娠した?」と知り合いに聞かれて、ショックで落ち込みました。
- お腹に赤ちゃんがいる訳じゃないのに妊婦に間違われるのはヤダ
- ダイエットしてもお腹だけはポッコリのままで悲しい
- どんどん下腹が出てくるかもしれない恐怖
- 閉経するまでこんな思いをしなきゃならないのが辛い
ということで「なんとか子宮筋腫を小さくしたい」と思ったのですが、ある程度(5センチ以上)育ってしまった子宮筋腫を自力で小さくするのは至難のワザです。
このブログでも紹介しているように「食事・冷え・生活習慣・ストレス」などを改善したら、子宮筋腫はすこし小さくなったけれど2年かかりました。
このブログでは子宮筋腫を大きくさせない方法をいろいろと紹介していますが、今回は「すぐに子宮筋腫を小さくしたい!」という方のために、自分の体験もふまえて子宮筋腫の治療法についてまとめてみました。よかったら参考になさってください。
目 次
いちばん手っ取り早いのは「子宮全摘」
子宮筋腫の治療法で根治といわれているのは子宮全摘だけです。子宮ごと取ってしまうので、もう二度と子宮筋腫ができる心配はありません。
ちなみに子宮が無くても卵巣が残っていれば、卵巣機能が低下することもないそうです。なので急に更年期症状が現れるわけではないということ。
何人か子宮を取った方に話を聞きましたが、「快適だよ~」と言っている方もおられました。
子宮筋腫だけでなく生理痛・腰痛・貧血などの不調からも解放されて、さらに今後「子宮がん」などの病気になる心配もないから、子宮を取ってよかったそうです。
その「快適だよ」な気持ちも分からなくないけど、わたしは子宮を取ってしまうことに抵抗があります。
とくに40才を過ぎて大きな子宮筋腫があると「全摘しちゃえば?」と軽く言ってくるお医者さんが多いです。わたしも今まで3人の先生に言われました。
「だってもう産まないでしょ?」って。確かにもう産まないけど、そういう問題じゃないんだよね。
「もう使わないし筋腫があるから子宮取ってしまいましょ」という考え方になんだか違和感あって、そんなんで取られてしまう子宮が可哀想だなと思ってしまいました。
そう感じるのは、わたしに貧血や月経過多などのつらい症状がないからだと思いますが。。
ということで、もし「子宮を取ること」に抵抗がないのなら、子宮全摘がいちばん手っ取り早くぽっこりお腹をなんとかする方法です。
子宮は残して筋腫だけを取り除く「筋腫核出術」
筋腫核出術 は、子宮は残して子宮筋腫だけを取り除く手術です。開腹手術か腹腔鏡手術のどちらかで行われます。
子宮を残せるため妊娠を希望している方はこの方法にする場合がほとんどかと思います。わたしも33才のときにこの筋腫核出術を受けました。
全身麻酔して開腹手術をするので、それなりにカラダには負担が掛かります。入院は14日間、そのあと自宅療養1週間して、仕事は3週間お休みしました。
筋腫をすべて取り除いても、筋腫ができる体質まで変わるわけではないので再発してしまうケースが多いんです。
妊娠を望む場合は、筋腫核出術をしてからすぐ(1~2年以内)に妊娠したほうがいいと言われています。
筋腫核出術の手術方法

わたしの場合、当時それほど巨大筋腫ではなかったのですが、大小合わせて19個もあったため、15センチくらいお腹を「横に切開」して手術をしました。
ちなみに…お腹といってもかなり下の方なので、ショーツで隠れてしまうし傷跡は見えません。しかもお腹の脂肪?シワ?にまぎれて、傷がそれほど目立たない感じになってます。
手術の前日に「あとすこし筋腫が大きかったら、縦に切るところだった」と担当医に言われました。縦に切ったほうが痛いらしく、傷あとも横切開より場合より目立つそうです。
けれど、縦切開のほうが視野が広く手術がしやすいというメリットもあります。
筋腫核出術の中ではいちばん痛みが少なく傷あとも目立たないのが「腹腔鏡下手術」です。
開腹手術に比べたら技術的に難しい手術になりますが、カラダへの負担も少なく入院期間も短くてすむので、腹腔鏡が適応であればラッキーかもしれません(わたしは適応ではありませんでした)。
お腹を切らない治療法:FUS(集束超音波治療)
FUS(集束超音波治療)は、MRIで子宮を撮影しながら、超音波のエネルギーを集中させて患部を焼灼する治療法です。焼灼することによって筋腫の細胞が壊死するため、次第に小さくなっていきます。
FUSのメリット
- 子宮を温存できる
- お腹を切らなくていい
- 日帰り治療が可能
- 他の治療に比べて副作用が少ない
- 痛みも少ない(麻酔も必要なし)
- 術後、妊娠・出産も可能
都内でFUSを実施している「板橋中央総合病院」に行きましたが…残念ながらわたしはFUSの適応ではありませんでした。
こんな人はFUSが受けられない
子宮筋腫が4個以上ある
粘膜下筋腫
背中側(後ろ)に子宮筋腫がある
子宮筋腫が10センチ以上
つまりFUSが受けられるのは、子宮筋腫が10センチ以下で4個以下。それが全てお腹側(前側)にあって漿膜下筋腫か筋層内筋腫でないと適応にならないってことですよね。
さらに…FUSは実施されている病院も少ないし、保険適用ではないため治療費が40~50万と高額です。
詳しくは「板橋中央総合病院・FUSのページ」をご覧になってください。
お腹を切らない治療法:UAE(子宮動脈塞栓術)
UAE(子宮動脈塞栓術)は、太ももの付け根からカテーテルを入れて、子宮の主要な動脈を塞栓(そくせん)物質で塞いでしまう治療法です。
子宮動脈を塞ぐことによって、子宮筋腫に栄養が行かなくなり壊死するため、徐々に小さくなっていきます。
お腹を切らなくてもいいし、入院も数日で済みますが、それなりに痛みは伴います。
わたしは44才でこのUAE治療を受けました。UAEを受けた感想・治療費・手術当日の様子などは、こちら↓の記事で書いているのでよかったら読んでみてくださいね。

UAE治療を受けた後のMRI検査の結果や子宮筋腫の変化については、こちら↓の記事にまとめています。

ちなみに…わたしがUAEを受けた東京の「板橋中央総合病院」では、妊娠を希望する人はUAEを受けることができません。
というのも、UAE後に出産された方に出産時の異常(胎盤位置異常・出産時出血・癒着胎盤)が多いと報告されたからなのですが、実際はUAEを受けても普通に出産される方もいらっしゃいます。
ちなみに都内では「調布Kenjinkaiクリニック」が、UAE後の妊娠を考慮してくださるそうです。
(★2020年6月26日追記)UAEを受けてからもうすぐ3年になりますが、先日の婦人科検診で子宮筋腫は完全に壊死して小さくなっていることがわかりました!再発もなかったです。
偽閉経療法:生理を止める薬
閉経後はほとんどの子宮筋腫は小さくなることから、薬で生理を止める(偽閉経療法)という方法もあります。ただし更年期症状などの副作用が現れる場合があります。
わたしは「リュープリン注射」を半年間受けて生理を止めましたが、副作用がつらかっただけで1ミリも子宮筋腫は小さくならなかったので、「なんだったんだろう」って思ってしまいました。
その時のことはこちら↓の記事で書いているので、よかったら読んでみてください。

まとめ:子宮筋腫のぽっこりお腹を小さくする方法

低用量ピル・リュープリン・ディナゲストなどの偽閉経療法は、手術に比べて子宮筋腫が小さくなるのに時間がかかるし(小さくならないこともあるし)副作用も心配です。
その点、筋腫核出術は副作用はなく確実に子宮筋腫はなくなります。ただし再発する可能性があるので、妊娠を望まないのであれば、絶対に再発しない子宮全摘もありかもしれません。
FUSは実施されている病院がまだ少なく、保険適用ではないため治療費も高額です。
ですが…お腹を切ることもなく、入院も日帰りか1泊でOKだし、妊娠を希望される場合もこの治療を受けることができます。
と思ったのですが…わたしはFUSが適応でなかったので33才で筋腫核出術を受けて、再発してから44才でUAEを受けました。
UAE術後半年以上が経過した今、子宮全体の大きさが約3割小さくなりました。(その後、筋腫が壊死して小さくなりました)
正直5~6割くらい小さくなると思っていたけど、今のところそこまでは小さくなってません。ですが…ひとまず妊娠8ヶ月級の「ぽっこりお腹」ではなくなったからホッとしています(それでもまだ少しぽっこりしていますが)。
子宮全摘以外は、どの治療も「これで安心」ではないので、再発しないためにも 食事・冷え・ホルモンバランス・ストレス は気を付けたいところです。
その方法はこのブログでもいろいろ紹介しているので、ぜひ参考になさってくださいね。
子宮筋腫が巨大化してきて困ってました。すごく参考になり病院に行く勇気が出ました。ありがとうございました。